ビリヤードっていつからあるんだろう?とふと疑問に思ったので歴史を調べてみました。
ちょこちょこ調べているので、適宜追加修正していきます。
ちょっとした雑学です。
ビリヤードの歴史
ビリヤード(撞球、billiards)は紀元前から存在するスポーツだといわれています。
ビリヤードの起源の発祥は、ギリシャで紀元前400年頃とされています。現在のビリヤードとはかなり違い、最初は、石を棒でつっつく遊びでしたが、その後、テーブル上でボールを転がす遊びに変化していきました。
現在のように、屋内でビリヤード台を使用して遊ぶようになったのが、14世紀頃と言われています。
しかし、どの国でビリヤードが発展したのかは諸説あり、スペイン・イギリス・イタリア・フランスではないかと言われています。
14世紀頃、ビリヤードはヨーロッパの宮廷で流行しました。
中世の貴族社会でビリヤードが人気になり、その後一般にも普及しはじめました。フランスのルイ14世は、医者のすすめで健康のためにビリヤードをしたという説、テーブル上で一番最初にビリヤードをしたという説があります。
ビリヤードは貴族のスポーツとして人気がありました。
現在、最もビリヤードが盛んなのはアメリカです。18世紀ごろからビリヤードが普及し、1850年代にポケットビリヤードがアメリカで大流行しました。
日本にビリヤードが伝わったのは1800年代のことで、江戸時代、長崎の出島にオランダから伝わりました。
現在のようなポケット・ビリヤードは、1900年頃にアメリカから持ち込まれ、映画「ハスラー」の影響で日本で爆発的な人気になりました。
ビリヤードの種類について
ビリヤードの種類・分類としては、以下のの3種類があります。
- ポケットビリヤード(プールビリヤード)
- キャロムビリヤード
- スヌーカー
いずれもキューと呼ばれる棒でボールを撞いて(突いて)行うスポーツであることからキュースポーツと呼ばれます。
ビリヤードのプレイヤーをハスラーと俗されることもありますが、これは正式名称ではありません。
日本において、ビリヤードとは、一般的にポケットビリヤードのことを指すことが多く、
ポケットビリヤード
キューで手球を撞いて、ポケットと呼ばれる穴に色のついた的球を落とすゲームです。
ゲームの種類が複数あり、日本で代表的なゲームはナインボールです。
キャロムビリヤード
キャロムビリヤードは、テーブルにポケット(穴)がありません。
自分の撞いた手球が、2個の的球に当たれば得点になるゲームです。
海外ではフレンチビリヤードと呼ばれています。
スヌーカー
スヌーカーは、一般的なポケットビリヤードのテーブルよりも大きく、球が小さいのが特徴です。
ルールも異なります。主にイギリス及び旧英連邦諸国において人気が高い競技です。
ビリヤードとスヌーカーの違いは、こちらのブログが分かりやすいです「スヌーカーとビリヤードはここが違うんです!!」
戦時中の日本のビリヤード事情
昭和 18年頃には戦争の影響でビリヤードが行われなくなる。
戦後、大正 14年の日本撞球協会の設立が日本のビリヤードの復活・発展のキッカケとなった。
日本撞球協会は、昭和 26年に日本ビリヤード協会となり、現代では社団法人日本ビリヤード協会として日本のビリヤード協会の中心的存在になっている。
(参考)日本におけるビリヤードの普及・発展に関する一考察 A Study on the Spread and Development of Billiard in Japan
現在のビリヤード事情
ビリヤードは、日本で文部科学省が推奨する「生涯スポーツ」になっています。
室内で行うため季節や天候に関係なく行えるので、老若男女問わず楽しめるスポーツといった点もあります。
プロ、アマチュアともに団体があり、競技人口は約500万人と言われています。