2019年8月11日 産業プラザPIOホールで開催されたプレミアセブン Vol.2に参加しました。
今回は、球友達のCさんと参加!気心知れた友達と参加するのが醍醐味(o^^o)
イベントの様子や私の試合結果、そしてプレミアセブンに対する要望についてまとめました。今後参加してみたいなって悩んでいる方には、ちょっとお助けになる情報も書いてあるので最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

プレミアセブンとは?

プレミアセブンは、有限会社ジャストドゥイットが主催する”レベルに関係なく老若男女誰でもビリヤードを楽しむことができること”を目的としたイベントです。
ビリヤードは始めにくく、続けにくいスポーツです。
ビリヤードの試合はありますが、初心者向けのイベントはあまりありません。
プレミアセブンは、ビリヤードの経験がない方、経験が浅い方、初級者など、ビリヤードのライトな層にスポットをあてたイベントです。
過去、ロサ会館で3回ほどプレイベントを開催後、大田区産業プラザPIOホールで5月にVol.1を開催。8月11日開催で2回目となります。
昨年末のイベントについては「Premier7に初参加! ビリヤード初心者がダブルスに挑戦しました」をご参照ください。
メインはペアマッチ(ダブルス)
プレミアセブンのメインのイベントはペアマッチ(ダブルス)の試合です。
ペアマッチの試合は、予選は4チームごとの組に分かれて総当たり戦。上位2チームが決勝トーナメントに進むことができます。
そのため、最低3試合は試合ができる計算になります。(ただし今回私の組は1チーム欠場により、2試合だけでした)
ゲームルールは、JPA形式のナインボール(カウント9)。詳しいゲームルールは公式のルールをご確認ください。
シングルスも開催
シングルスは3先、ナインボールです。
こちらは初心者の参加は正直きついのでお勧めしません。実際、ABクラスの方々の勝負になっています。
ただし、交互ブレイクでありますし、初心者レベルでも試合の経験がある方ならば問題ないかなとは思います。
試合に負けてもミニトーナメントに参加可能
追加料金がかかってしまいますが、予選リーグで敗退したペアは、ミニトーナメントにエントリー可能です。
予選リーグの全試合が終わった後に、放送で案内がありました。しかし、参加するには2人揃って受付しなければならないので、相方がトイレで席を外しているとエントリーができないという融通の利かなさでした。
プレミアセブン Vol.2の様子

本イベントでは前回に引き続き、平口結貴プロ、栗林達プロ、栗林美幸プロ、福田豊プロのほかに、久保田知子プロが参加!
同じ特設会場内ではグランプリイーストの決勝トーナメントが開催されており、大井プロや土方プロはそちらに参戦中。同時開催だったので、他にも内垣プロや有田プロ、高野プロなどが会場におり、声をかけやすい環境でした。
イベントの参加者は96組の他、グランプリの見学・両方の見学の方もいますし賑わっていました。
会場が暑すぎる
一般的には特設会場などはエアコンが利きすぎて寒いのでは?と思いますよね。めっちゃ暑かったです。ケチっているんじゃないかってくらい暑く、熱中症になってもおかしくないかなってくらい暑かったです。
私はポロシャツを着ていましたが、頭から首から背中から玉の汗が流れていました。
グランプリの試合が盛り上がっている
手前ではプレミアセブン、奥ではグランプリイーストの決勝トーナメント。
会場がとても盛り上がっていて、その場にいるだけで楽しかったです。
プロの方もぐるぐる歩いているので気軽に声をかけられますし、(試合前後には注意が必要ですが)一緒に写真を撮ってくれたりサインくれたり。優しいです。
私も最初は空き時間に観戦したいと思っていたのですが、自分の試合でいっぱいいっぱいで疲れてしまって、観戦どころではありませんでした。
もうすこし余裕を持てるようになるといいなぁ・・・。
顔見知りが増えていた
私は人と距離を置くタイプの人間ですが、それでもたくさんの顔見知りの方にお会いしました。もちろん、前回プレミアセブンで試合をしたペアの方にも再開してあいさつしました。
知らず知らずのうちに顔も知りが増えていて、懐かしい気持ちというかホームというか、温かい気持ちになりました。
Twitter界隈でよくお話をさせていただく、gracchiさんが応援してくれて嬉しかったです。ゆるゆるしているとはいっても、試合はそれなりに緊張していて余裕はなかったですが、心強かったです。
やすさんも声をかけてくださいました。久しぶりにお会いできてうれしかったです。
知っている人がいるだけで、かなり安心できました。
ダブルスでベスト16
今回のイベントでは、ベスト16にまで進むことができました。
昨年の冬に参加した時は予選リーグで負けてしまい、ワイルドカード(抽選)であたって決勝トーナメントに進むことができたので運でした。
でも今回は、ベスト16まで5試合連勝で進むことができました。ギリギリなシーンも多々ありましたが、相方が私の厚く外す傾向を見越したアドバイスをくれたおかげです。
楽しむイベントではありますが、事前の練習は必要です。当たり前ですが。
より楽しみたい、勝ちたいと思ったら、ペアと一緒に練習する時間を取ることをお勧めします。
<ハンデについて>
Kazue SL1 + 相方 SL9 ハンデ 20
※ペアの合計スキルによって、ハンデが変わります。詳しくは公式ページをご覧ください。
事前練習ができたみたい
前回は事前練習とか、空いているテーブル使うのダメっぽい感じだったのに、今回はみんな練習していました…。
だったら少し早めに行って、私も練習したかったです。
事前の大会要項に、9時からエントリ―。開始前までは『各組の中で順番に練習可能』とか一言記載してくれてもよかったんじゃないかな。
予選リーグについて
予選リーグは4組ごと。私の組は1チーム来ませんでしたので、3組で試合をしました。
結果からお伝えすると、2戦2勝。内容的にはギリギリのところでした。
相手のチームは、ハンデが31、24のチームでした。
私よりもスキルが上の方ばかりですが、やはり最初の試合なので7フィート台の感覚であったり、ラシャとかクッション(固い)とか、その感覚が慣れていないのでみんながミスが多かったように思います。
ちなみに、ブレイクは前回同様、皆さんプレイキューを使っていました。
普段ほどのパワーは必要ないからですね。
1チームいなくてどうする?みたいな状態。不在チームは、2試合目だったので、1試合しつつ待ちましょうと私の組のメンバーで話す。
1試合目終わっても現れないし困り、運営に聞きに行くことにしました。そこで、そもそも今日受付されていないということが発覚。3組で試合をし、上位2チームが決勝トーナメントに進んでくれという話を聞く。
決勝トーナメント
予選リーグがほぼほぼ終わったのは、12時半すぎていた様子。(私たちの組は、12時前には早々に終わってしまい、お昼食べに行ってました。)
決勝トーナメントが始まったのは14時30分とか15時とかその位。
シングルトーナメントに参加する場合、試合は13時開始でした。
結果は、勝ち→勝ち→負け。
相方とは息合わせてできたかなぁと思います。何度か一緒に練習をしていたので、私の厚く外す傾向など先読みしてアドバイスくれていました。
あと1点。これはお互い様なのですが、負けた試合では45秒ルールではありませんでした。相手の方から、『審判が別にいるわけではないので、計らないでいいですかね?私どもは前の試合も図っていませんでした。』と言われました。
私は前試合2つともきちんと時間を計りました。しかし、この試合では計りませんでした。
この点、私ははっきりと「計測しましょう」というべきでした。ここは私のミス。
自分の番は要チェック(運営の呼び出しミス有)
相方はシングルで順調に勝ち進んでいました。
まさかの相方がシングルの試合中に、ダブルスの試合呼び出しが。
急いで、シングルの試合をしていることを伝えに行きました。
もし私がお手洗いに行っていたら、不戦敗にされていました。
とはいえ、すべて自己責任でもあると思うので、みなさんも運営をまるっと信用するのではなく、自身でこまめにチェックしたり確認するようにした方がよさそうです。
あと、お手洗い時に、知人がいたら声をかけておくのも手ですね。
マス割経験0 SL1の私がスピードナインに参加
9ボールをエニーボールで、どれだけ早く落とせるのかという競技?スピードナインというものをやっています。
前回も前々回も、初心者で全然できないし参加するのはみっともないと思っていましたが、今回は放送で「スキル別」という言葉を聞いたので参加してみました。
マス割経験0でよく参加しますねと言われた
隣にいた大学生は、サークルでビリヤードをされているそうで。1年くらいでSL5とのこと。ちょっと参加を迷っていて、周りの人の様子をみて参加しようかなって考えていたそうです。
私が、マス割経験なしSL1ですというと、
「よく参加しますね」
と言われてしまいました(笑)
私もそう思うから参加できなかったのですが、別に誰に迷惑かけるわけじゃないし、スキル別って言っているのだから参加してもよいのかなと。
同じお金払ってイベントに参加しているんだから、下手でもなんでも参加した方がお得じゃない?
時間は4分程度。やはり直前に青木プロを見ていたのと、人の目があったこと、急がなきゃという気持ちで、試合中よりもグダグダでした。
私はSL1~3の枠でした。
余裕がなかったので…
思い切って参加はしたけれど、やはり下手なのですごくプレッシャー。
たまたま通りがかった白石さんの声が聞こえたものの、振り向く余裕もなく(;’∀’)
ごめんなさい。そして失礼しました。
がんばれ自分。
参加者はイベントの狙い通り
前回は、初の特設会場・7ft台ということで興味があって参加していたガチ勢が多かったように思います。
今回は、大会の趣旨通り初心者から熟練者まで老若男女楽しくビリヤードしよう!という、ライトな参加者の集まりになったように思います。
ラックが立たないのは自己責任
前回、参加した時かなりぼやいていた方も見られました。
例えば、
- ラックがたたない(ラックシートが悪い)
- ラシャが悪い(よく使用されているラシャじゃない)
- クッションが悪い(9ftと違う動きする)
- 7ft台はおもちゃ
- 球が飛ぶ
とかですかね。
あげないですが、Twitterで検索しても、チラホラ見つけることができます。
私の考えをここで書きます。
楽しいも楽しくないも自分次第。すべて自分にあるかと思います。
ラックが立たなくても、球が変な動きをしようとも、そういうコンディションに合わせていくのもビリヤードの楽しみ方の一つではないでしょうか。
自分の望むことと違うからツマラナイも1つの考え方ですが、それをプレミアセブンや運営のせいにするのは違うと思います。
但し、前回は7ft台のテーブルに不具合がありました。(ジャストドゥイットさんが開発されたテーブルです。球つまりをしてしまうという問題があったことは事実ですし、それに関して不満があるのはごもっともだと思います。
(私が利用した時には、そのような不具合は発生していなかったので…)
7ft台はジャストドゥイットが開発されたテーブルを使用しています。リターン式を採用しましたが、海外で製造したためリターン式のノウハウがありませんでした。(リターン式は日本が進んでいて、海外の主流)
ボールが通るレースが浅いため、球詰まりがおきていたようです。
それらに関しては、すべて改修はすんでおり、しっかり検品されております。
Vol.2に関しては改善されているので、ご周知ください。
プレミアセブンの考察・要望
私は今回で3回目のエントリーになりました。そこで私が気がついたこと、感じたこと、心配になったことなどあげさせていただきます。
今後の運営に生かしていただければ…と思います。
Vol.1からの改善点
Vol.1と比べて改善している点を紹介します。
- 事前に予選リーグの組み合わせの発表があった(要問題有)
- 席数が増えていたので座ることができた
- 7フィート台が改善されている
- 空きテーブルで練習が可能
事前に予選リーグの組み合わせの発表がありました。(メール)当日も、前回同様に参加者のリストバンドにテーブル番号が振ってあったので、見つけやすかったかなと思います。
椅子の数が増えていたので、座れないということはありませんでした。
ただ一点。空きテーブルで練習ができるのはいいですが、事前にそのことを知っておきたかったです。
Vol.2の課題点 今後期待すること
参加者として気になったことを記載します。
- 当日欠席チームがいる組に共有&対応について連絡欲しい
- 前日にメールで配布された予選リーグの組合わせpdfデータがころころ変わる
- タイムスケジュールが分かりにくいし、見にくい
- スピードナインとかイベントがすべて蔵人向けな点
- メールで前日に突然 案内 & アプリ の紹介が来た件
- シングルスとダブルス両方参加者がいるチームの同時呼び出しはやめてほしい
- 審判はいたほうがよさそう(ルールを確認する人が欲しい)
1.当日 欠席チームがいる場合は、該当の組に連絡してほしい
1組4チームのリーグですが、私の組では1組いつまで待っても来ませんでした。
来ていないチームは2試合目だけだったので、先に1試合目をしちゃいまそうと組の中で相談して始めました。
1試合目が終わっても来ない。
さすがにどうしようかわからないので運営に確認したところ
そもそもエントリー?(受付?)していないとのこと。
・エントリー(入金)されていないならリストから外せるのでは?
(前日23時前後の予選リーグの組合せ情報と、翌日の内容が違かったので可能だと思います)
・受付を通らなかったなら来場されなかったという事実を「受付」は把握していますよね?
(不在チームがいる組に連絡する必要があったのではないでしょうか)
すべて試合が始まってから、こちらが困って運営に聞きにいく形になりました。
そこで、3チームで試合して上位2チームが決勝トーナメントに進むという説明を受けました。
今回、たまたま私たちの組は3チームはいましたが、
そもそも、もし2チームとか3チーム不在だった場合、どうなるのでしょうか?
試合せずに決勝トーナメントに進出するのでしょうか。(それすごくつまらない)
シュミレーションや、対応方法については事前に決めておいた方がよいのではないでしょうか。
2.予選リーグの組み合わせ内容が確定していないのに送付している件
前日の17:31にリマインドメールが届いていました。
予選の組合せが記載されており、参照くださいと書かれていました。
前日、22時~23時頃確認した組合せと、当日の組合せが違う!!
pdf差し替えていますね。
これ、イベント運営として最悪です。
私も200名規模の企業のイベント運営などをしますが、聞いたことも見たことも遭遇したこともありません。もちろん私もしたことありません。
当日、驚きました。確認した内容と違うので、確認した意味がありませんでした。
組合せの変更があるならば、
- メールとpdf双方に、変更の可能性がある旨を記載すべき
- そもそも確定してからメールで案内する
のが普通ではないでしょうか。
また、リマインドメールが前日の17時と遅すぎなため気が付いていない方も多かったようです。
私の経験上でお話をすると、この規模のイベントであるならば、リマインドメールは1週間前3日前、前日など余裕をもって2回~3回、複数に分けて配信します。
最近はLINEが主流なので、メールだと気が付いていないという可能性もあるからです。
ちょっと、そういう事前準備が全体的に足りないように思います。イベントのPMとサブをきちんと立てられているのでしょうか。
4.スピードナインとかイベントがすべて蔵人向けな点
イベントの趣旨は、ビリヤードの裾野を広げること。
でも、プレミアセブンで用意されているコンテンツは中上級者向けばかり。
たとえばシングルスは、ちょっといくらメンタル強い私でも参加する勇気はない。
でも上級者たちからみれば、上級者がストレスなく参加できるコンテンツも必要だとは思う。
スピードナインに関しては、上記でも書いたけれど、
初心者も参加できるけれど参加しにくいコンテンツ。
SL5の人が参加しようと思って並ぶSL1の私に「よく参加しますね」と声をかけたということがすべてだと思います。
スキル別にはなっているけれど、私はがんばっていたけれど周りで見ていた人は冷めていたし冷ややかだった。
そんな私は人柱になったつもりだったけど、私レベルの人が見たら『こんな恥はさらしたくない』と思っただろうと思う。
もし、ダブルスで負けた人も最後まで残って欲しいと考えるのであれば、もう少しスキルが低い人が参加しやすいようなスキルを限定したコンテンツは必要だし、みんなが応援したり温かく見守ってあげるような環境は必要だと思う。
6.シングルスとダブルス両方参加者がいるチームの同時呼び出しがあった
私の相方はシングルスに出ていましたが、まさかのシングルスで対戦中にダブルスの呼び出しがありました。
放送に気が付かなかったら、不戦敗になるところでした。
確かに、どこのチームが勝ちあがるかわからず流動的で難しいと思いますが、こういう間違いって参加者としてはとても怖いです。
シングルスの参加者はシングルスのIDだけではなく、チームIDを併記することで間違えを防ぐことできますよね。
運営者は、氏名だけ、IDだけではなく、『氏名・チームID・シングルスID』の3点セットで管理すれば分かりやすいですよね。
7.審判がいると良さそう(要望)
スタッフだと一目で分かる方が、各テーブルの周りをうろうろするだけでも違います。
全員が、プレミアセブンの経験者ではありませんし、一般的なナインボールとはルールが異なります。
やはり曖昧な点、わからないところなど、説明書きがあったとしても『確認したい』というシーンは出てきます。
人数的な問題はありますが、6台1人くらいの割合で審判みたいな方は必要だと思われます。
特に決勝トーナメントは、当事者しかいません。不要なトラブルを防ぐためにも検討していただきたいです。
まとめ
いろいろと要望を書かせていただきましたが、プレミアセブンはとても楽しかったですし、気軽に参加しやすいビリヤードのイベントだと思います。
まだまだ成長過程にあるイベントなので、より素敵なイベントに、今回よりも次回はもっと楽しくなるように、みんなに育てていくという感じがして楽しみです。
また、私の周りで参加したいけれど1人だからな…なんて声をしばしばきくことがあります。秋にプレミアセブンのペア作成のイベントを開催したいと考えておりますので、ぜひぜひ楽しみにしていてください。
(写真)
プレミアセブン公式・ビリヤードデイズ・Kazue